2013年7月26日金曜日

風立ちぬ

昨日、「風立ちぬ」観てきました。

関東大震災、第二次世界大戦と激動の時代に生きた人々。

6割も表せば、観客に120パーセント伝わり、そしてそれが、ゆっくり心に強く浸透していくんですね。どんな映画だった?って家族に聞かれ、これって一言で言えないんです。いろいろ思い出しながら、ポツリ、ポツリと言おうとするんだけど、泣き出してしまいそうで、結局何も言えない・・・。

人を全身全霊で、愛した事がある人だったら、この映画を見て、あのシーン、このシーンが、自分の経験と重なりあって、心を掴んで離さない。そんな気持ちになるんじゃないかな。




先日、名取裕子さんの対談の番組を先日見て、とても感心した事があります。
アンチエイジングと騒がれているけれど、彼女は、何もしないそうです。おいしいものを食べて、好きな事をして、自然に歳をとる。


階段は上るよりも、下る方がずっと難しい。と。


私たちは、悲しくも歳をとります。それは、美しい事だけじゃないのは言うまでもありません。

私たちは、嬉しくも歳をとります。それは、いろいろな経験を積む事ができるから。


短く、儚く、美しく終わる人生。

強く、たくましく、勇ましく、汚れた人生。

人間、後者の方がほとんどだから、宮崎駿の世界に魅せられるのかもしれないですね。



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