私の記憶が確かならば、(私の事をよくご存じの方は、それが8割がた確かじゃないと疑うかもしれれません。笑)あれは、私が歌い始めて、確か2度目のライブの時だったと思います。師匠の羽山るみさんのお店、サラブレッズでのライブでした。
Tenderlyというとっても美しいバラード。大好きな曲ですが、それ以来歌えないでいます。というのも、その時の伴奏をしてくださった楠直孝さんの伴奏があんまりにも素晴らしかったのです。
リハーサルで、どうやって歌いたいの?という楠さんの問いに、うまく説明もできずに、こんな感じで、と少しだけ歌うと、「はい。わかりました。」と楠さん。本番で、私の歌いたいイメージそのまんまにルバートが進んでいきます。もの凄い緊張の中、その緊張が解けた時の解放感というのは、もの凄いものがありました。
Tenderlyは、実は、アニタオデイのアルバムで覚えたもの。伴奏はあのピーターソンだったのです。
楠さんに、ずっと伺いしたかったのが、もしかして、アニタとピーターソンのあの演奏をご存じだったのでは?という事でした。10年ぶりにお会いして、やっとその質問をする事ができました。
答えはYES!!あの演奏は好きで、よく聴きましたというお答えに、大納得と共に、とても感動していた私なのでした。だって、未熟な私のちょっとした歌いだしを聴いて、すべてを把握しちゃうその感覚、センス、素晴らしい才能じゃぁありませんかっ!!
10年ぶりのこんなにステキな機会に巡り合えた事を、この日エスコートしてくださった、お二人の紳士に感謝!!
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