先日、お友達にお誘い頂いて、文楽を観に行ってきました。初めての文楽でしたが、とても楽しめました。
冥土の飛脚
ざっくりなあらすじ。。飛脚屋さんに養子でもらわれてきた農家のダメ男が、遊郭の女性にうつつを抜かして、商売のお金に手をつけて、遊郭の女性と駆け落ちをするというはなし。
この主人公のしょうもなさと、最後まで駆け落ちした女性を大切にする姿がこの物語をどこか温かいものにしてるなと思います。クライマックスの駆け落ちのシーンでは絶え間なく雪が降ります。これがまたこのシーンを盛り上げてくれます。
途中から人形なのか、人間なのかもう全く意識する事なく完全に物語に入り込んでいました。
寒い中、追手に追われ死ぬか生きるかの状態の中でも、2人がお互いを思い合っている姿は感動したし、二人を応援する気持ちになって来ます。この二人のお互いを思いやりあって逃げているその姿がこの物語を救われない暗さにしないんだろな。そんなところが凄くステキでした。
もし機会があったら是非、皆さんにも観に行って欲しいと思います。素晴らしい日本の伝統芸能がずっと引き継がれていきます様に。そんな風に思いました。
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