先日Amazonプライムにて映画を観ました。
五島列島の島の中学生と心を閉ざしてしまった女性教師が、生徒たちの関わりの中で少しずつ傷が癒されて前向きに生きていけるようになる。そんな内容のお話でした。
映画観るたび、号泣して、どんな内容だったの?と後から人に聞かれても泣き出してしまうので話せない私です。笑
生徒の中には色々な問題を抱えた子供たちもいて、その中の一人の少年は兄が自閉症で自分は、この兄の面倒を見るために生まれてきた。そんな風に思っていて、将来の希望も特にないという。
私の姉は5歳の時にてんかんを発病して、そこから軽度ながら知的障害もある。障害がある子がいると、家族はその子を中心に回っていかざるを得なくなる。親としてそれは当然の事だけど、わたしも少なからず自分の存在意義など複雑に考え、思春期には、未熟さゆえ苦しんだ様におもう。その頃の私は自分を哀れんでみたりしていたが、それは家族と学校という小さな世界しかない子供ゆえの苦しみだったと思う。
私は結局は、割と好きなように自分の選択を自由にしてきた。そうやって生きてきて、今思うことは、人の為に生きたい。そんな風に思います。
だから彼が兄の為に生きること、生まれてきたこと、存在することを受け入れていた時に、涙が溢れてしまいました。そんな風に考える事ないのに。そんな事ないんだよ!!と思うと同時に、人の為に生きることの素晴らしさを知っていて、受け入れてる彼の大人な考えにハッとさせられました。
くちびるに歌を、この映画の一番いいところって、答えを出してないところだと思います。主人公の新垣結衣が生徒たちの持つそれぞれの問題には気づくものの、何か言葉をかけたりしない。必要以上に入り込まない。そんな事が返ってこの映画をステキにしてるなと思います。
もしよかったら皆さんも観てくださいね!!オススメの映画です。
さて、今週金曜日は、初出演ケイです。
中村真さんとの共演は、3月以来です。タイトなリズムを持つ彼の伴奏についていけます様に。